塾行かず中学受験 通信講座だけで十分か?

本稿は以下の派生記事です

塾に行かなくても中学受験はできる

 

我が家では塾に行かずに中学受験の合格を勝ち取りました(四谷80偏差値で50後半、現役東大進学実績20名弱)

本記事では通信講座だけで十分か、それ以外に何か必要な物はあるかを紹介します。これは我が家の中学受験を振り返って感じた事の紹介です

 

通信講座以外に家庭教師や塾の春夏冬期講習等は必要か?

必要ないと思います。どのレベルの中学を受験するかによりますが、最難関校はともかく難関校までであれば、通信講座のカリキュラムと教材だけで十分と思います。中学受験に限りませんが桜を咲かせるにはトップ合格する必要はありません。合格者平均が取れれば十分ですし、最低でも合格者最低点を超えれば合格できます。過去問とか見ると分かりますが、難関校といえどもけた外れの問題が出るわけではありません。社会、理科に至っては標準レベルの知識で十分対応できます

 

通信講座以外に別の教材は必要か?

過去問は別とします。それ以外は基本的には必要ないと思います。ただ、当然ですが受験する中学のレベルや子供の状況によって、弱点を補い得意分野をより伸ばすために副教材を準備する事も有効かもしれません。我が家でも何冊か問題集を買いました。その中で効果があった(息子にとって必要だった)のは「でる順過去問計算 合格への980問」のみでした。中学受験ではおそらくほとんどの学校で計算問題が何題か出ると思います。計算問題は落としてはいけない問題ですがそれなりに複雑な問題が多く、それを時間かけずに解けるようにしておく必要があります。我が家で取り組んでいた通信講座でも毎日取り組む「計算と一行問題」という教材があります。この教材は非常に重要な教材で欠かさず取り組んでいましたが計算問題の難易度はそれほど高くなかったので別教材も併用して訓練しました。そのおかげで模試や過去問を通じ1回も計算問題でミスる事はありませんでした

まとめると、

・教材は通信講座だけでほぼ問題ない

・副教材を用意するとしてもあれもこれもと手を出さないで絞って準備する

かなと思います

 

テスト慣れするには?、自分の偏差値を知るためには?

塾生と比較すると通信講座ではテスト数が極端に少ないです。多くの塾生は毎週のように確認テストがあり、年に数回は模試を受験し、その中でテスト慣れし、自分の偏差値も常に意識した状態になると考えられます。テスト慣れとは例えば以下のようなものです

・緊張した状態でも実力を発揮できるようになる

・限られた時間で集中して問題に取り組める

・解けるものから取り組めるよう問題の選択ができる

・とるべき問題、捨てても良い問題が認識できる

・1点でも多く、1問でも多く正解できるように脳に汗をかくつもりで取り組める

・初めて見る問題でも、限られた時間の中で持っている知識をフルに生かしてあがく事ができる

・ミスを繰り返す失敗経験によりミスに対する高い意識を身につける

通信講座でも実力診断テストや合格可能性判定テストやリハーサルテストがありますが、自己採点方式で偏差値算出できないものもあります。偏差値が出るものであっても母数が少ないのでどこまであてにできるかは疑問です。なにより1人で取り組むので試験会場の緊張感等は養えません。そのため、通信講座では「テスト慣れ」「偏差値の把握」は大きな弱点となります

この通信講座の弱点を補うために、我が家では公開模試を受ける事にしました。具体的には四谷大塚の合不合判定テストと首都模試受けました。6年生ではそれぞれ6回実施されるので6回全て受験しました。「テスト慣れ」は塾生と比較すると足りないかもしれませんが、「偏差値の把握」はそれなりにできたと思います

公開模試を受ける事は必須と考えると良いでしょう。公開模試の活用については別の記事で紹介します

 

各種情報

塾が有する情報については正直全く分からないので語る事ができません

通信講座で受験にのぞみ、情報が無く困った事があったかというと皆無です。通信講座中心で取り組んでみて、得られた情報源は以下です

・通信講座で年に何回か送られる「保護者通信」

四谷大塚の合不合判定テストを受けるともらえる情報誌

・首都模試を受けるともらえる情報誌

入試動向や過去問の活用方法、併願校選び、トラブル事例等の情報が得られますがどれも似たような内容なのでどれか1種類読むようにすれば十分です。私は全部読みましたが

上記以外に、四谷大塚のホームページから得られる偏差値一覧は参考になりました

 

以上です